2015年5月25日月曜日

ピクニック・イン・シャンパーニュ最終日・J・シャルパンティエ(Champagne J.Charpentier)

ピクニック3日目は月曜日ながら
精霊降臨祭(Pentecôte)でフランスは休日。

折角のピクニック。眺めがいいという
ヴィレ・スー・シャティヨンのJ・シャルパンティエへ。
土地柄、ピノ・ムニエが主体(60%)の生産者。


もちろん最初は醸造室から。
家族全員分合わせると20haのブドウ畑を所有するというだけあって、
醸造室が広い。
当主ジャッキー・シャルパンティエ夫妻、
息子夫婦、6人の従業員の
計10名ですべての作業をしている。



5000Ⅼの大樽を背にする当主のジャッキー=シャルパンティエ氏。
向いには7000Ⅼの樽、隣りのコーナーには小樽も。 
穏やかで温かな人柄。
このコーナーだけで4万本。全体で50万本が貯蔵されている。
現在も動瓶の20~25%は手作業。
今日のピクニックは素晴らしく見晴らしのいい高台。

本日いただいたのは
ピノ・ムニエ80%、ピノ・ノワール20%の『レゼルヴ・ブリュット』
ピノ・ノワール60%、ムニエ20%、シャルドネ20%の『プレスティージュ・ブリュット』
シャルドネ100%の『プラン・ド・ブラン・ブリュット』
ピノ・ムニエ100%の『ピエール・アンリ』

印象的なのは『ピエール・アンリ』。
樹齢50年以上のブドウのみを用い、
樽発酵させたムニエらしい深みのある芳醇な味わい。
J/シャルパンティエの裏庭から見える風景。

まさしく「シャンパーニュの空の下」のピクニック。

2015年5月24日日曜日

ピクニック・イン・シャンパーニュ2日目・ワリス・ユベール(Champagne Waris Hubert)

ピクニック2日目はアヴィーズのWaris Hubert。
もともとはクラマンの生産者だったのが、家とカーヴが気に入って
アヴィーズに2年前に本拠地を買ったばかりということ。

コート・デ・ブランの中心アヴィーズのメイン・ストリート沿いにある。

申込者以外もみんなどうぞという開放的な雰囲気。

到着するとすぐにシャンパーニュがふるまわれる。

 時間になると家の裏のブドウ畑に案内され、
実際にブドウの木を前にしながら、栽培についての説明を受ける。

気持ちのいい初夏のブドウ畑。
参加者に熱く語る当主オリヴィエ。
5月のシャルドネの葉。

 そして、カーヴへ。
まだすべてのボトルはここに移していないのだそう。
醸造過程を順番に説明も、熱が入って長い!

噴射式のデゴルジュマンも実演してくれる。

カーヴでオリヴィエを見守る参加者。

外に出て、ピクニック。
ここではバーベキュー台を用意してくれている。
串焼き、ソーセージなど持参したものを焼いて、熱々をシャンパーニュと共に。

肝心のシャンパーニュは、まだ工夫しどころがたくさんあるという印象。
グラン・クリュのブドウをもっと生かす余地がありそう。

オリヴィエ&ステファニー。アッサンブラージュもこの二人がしている。
15歳の息子さんも興味津々だそう。
目の前はアヴィーズの醸造高等学校。

2015年5月22日金曜日

ピクニック・イン・シャンパーニュ1日目・ドビー(Champagne Dauby)

フランス全土の独立したブドウ栽培&ワイン醸造家を保護する協会
「Vigneron Indépendant」が企画する三日間の週末ピクニック。
Résultat de recherche d'images pour "vigneron indépendant"
自家栽培&醸造の証です。
このマークがあれば、きっと大事に育てられ造られたおいしいワイン。

ピクニック期間中、生産者がその門を一般に開き、
参加者は事前に予約した上、当日は各自食べる物を用意して生産者を訪問、
生産者がワインやシャンパーニュを無料で提供してくれる。
Vigneron Indépendant
Pique-Nique chez le Vigneron Indépendant
今年は5月23~25日の三日間。
シャンパーニュ地方だけでも、
この企画に参加する生産者が23もあるので、
どこに行くか迷うところ。

初日の23日(土)は、
「シャンパーニュ・ドビー」を選ぶ。
アイ村を中心に8ヘクタールのブドウ畑を所有。

まずは醸造室に。
5000リットルの大きな樽が圧倒的な存在感。
 そして、地下のカーヴへ。
カーヴ(貯蔵室)の入口。
2階分の階段を降りて、18m地下に降りる。
15万本のシャンパーニュが貯蔵されているカーヴ。

カーヴの最奥。石灰質の地層が見られる。
この石灰質のお蔭でカーヴはいつも10℃。空気も澄んでいる。

 カーヴから地上に出ると、外の空気がかなり温かく感じられる。
入口には古い道具が。



背景のひなげしがドビー家のシンボル。
 そして、ピクニック!
それぞれ持産したものをテーブルに広げる。

おいしいシャンパーニュと食事、おしゃべりという幸せな時間。

シャンパーニュは6種すべてを順番にという気前の良さ。

それぞれに際立った優れた味わいがあります。

特に印象的だったのは、
創立者の名を取った「キュヴェ・ギー・ドビー」。
楢の樽を熟成に用いた奥深い、格の高い味わい。


そして2007年から代表となったフロールさんの名の「キュヴェ・フロール」。
共にグラン・クリュの名にふさわしい素晴らしさ。


宴の後。中庭がピクニックの場所でした。

母から娘へ受け継がれるシャンパーニュ。
訪問者を温かくもてなしてくれる。

ドビー家を後にすると、そこに広がるのはアイ村のブドウ畑。



葉っぱもみずみずしく、美しい。そして、生い茂った葉の陰には、、。

もうこんなに育っているんですね。


2015年5月12日火曜日

シャンパーニュ・ウィーク (4)

シャンパーニュ・ウィーク最終日

4月22日(水)はランス市役所近くで開催の
Club Trésors de Champagne。

28生産者が参加しています。

Champagne JUILLET-LALLEMENT

Champagne MOUSSÉ FILS

  
ブドウが育つ土壌を紹介。



Champagne CHARLIER ET FILS


Champagne JOSÉ MICHEL ET FILS







ブーラングランの市場近くにブティックを準備中。
ランスにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。



2015年5月11日月曜日

シャンパーニュ・ウィーク (3)

シャンパーニュ・ウィーク4日目。

4月21日(火)午前中は、まず通りすがりに
Génération CHAMPAGNEの写真だけ撮って、
大手のメゾン3社が参加する
GRANDS CHAMPAGNEへ向かう。





入口に案内の表示すらなく、普通のオフィスのような入口の前で
ためらいながらもブザーを押す。


素敵な、フランス式に狭い階段を上がって、二階へ。


小さなサロンで、気が向いたらテラスに出たりしての
シャンパーニュのひと時。

Champagne Pierre Gimonnet & Fils。
Champagne Mailly Grand Cru。

CHARLES HEIDSIECK

2日間にわたり、アトリエも開催。
古いヴィンテージの紹介もあったよう。
次の目的地はレ・クレイエールの
ARTISANS DU CHAMPAGNE。
ここがおそらく一番ゴージャスな試飲会。




会場は、レ・クレイエールのレストラン。




どこの試飲会でもたいてい口直しにバゲットや小さなハム、チーズなどが
提供されているが、ここは規模が違う。

チーズはランス、プラス・フォーラムの
La Cave aux Fromagesから。

この品揃えから目の前でカットしてくれる。
生ハムも目の前でスライス。
チーズとハム、バゲット、そしてシャンパーニュを手に
お庭へ移動。
シャンパーニュはこうやって飲むものという
演出も素晴らしい心地よさです。


試飲もたくさんしましたが、写真は少なめ。
大勢の人に囲まれ、熱心に語るサヴァール。
だんだん、「気分がよければ細かいことなんて」
とメモや写真がどうでもよく。

Pierre Péters
Huré Frères
HEBRART
Alfred Gratien
FLEURY
などなどを試飲というより、飲み比べ。

この日は更に、もう一つ試飲会が。

ちょうど帰る途中の
PASSION CHARDONNAY。
生産者との会話や試飲を試みるも、
味を正確に判断をするのはもう無理。
ここは来年と自分に約束して
まだ賑やかな会場を後にした。

シャンパーニュのブドウ畑。だいぶ成熟してきました。

Hautvillersにブドウがどのくらい育ったか見に行ってきました。 区画によりますが、シャルドネは結構育ってきている感じです。 これからの天候によっても変わってくるのだと思いますが、 収穫まであと10日くらいか、 涼しい天気が続くともっと先になるのか。 収穫が近づくと生産者は...